薬局とは地域密着型であるべきなのか

「薬局とは地域密着型であるべきなのか。」

まず、答えとしては「地域密着型であるべき」だと思う。しかしながら、地域密着型とはいったい何を指しているのだろうかと疑問に思ってしまうことがある。

その地域で長く働いていたらいいのか?

地域密着型のイメージとして、1つの地域で長く働くと言ったイメージがあるかと思います。

確かに長く働いていれば、その土地の事も分かりますし、そこの住む方々の人間性も分かります。

さらに薬剤師の場合、土地勘が付けば、訪問もしやすくなることでしょう。

ただし、同じ地域でずっと働くことだけが、地域密着かと言えば疑問です。

例えば、何十年もの間、家の周りで営業している会社はないでしょうか。多分どの地域にもあるかとは思うのですが、その会社が何をしているのか知っていますか?そしてそこの従業員の事をどれだけ知っていますか?顔は知っていますか?名前は知っていますか?

恐らく、それほど知らない人が多いのではないでしょうか。

つまり、同じ地域で長く働いているからといって、それだけで地域密着を謳えるのかというとそうではないと思うのです。

コミュニケーションはどうか?

薬剤師の地域密着の意味合いには、コミュニケーションが含まれています。

地域に密着する=地域住民と仲良くなる=地域密着

このような構図を描いているように思えます。

そのため、地域密着を促進させるためにもコミュニケーションは非常に重要なことだと思うのです。

ここで問題は、「薬剤師のコミュニケーションとはどのレベルまで求められるのか?」ということです。

コミュニケーションと言ったら、話をすることでしょう。薬剤師の場合、薬局を訪れた患者さんと話をすることでコミュニケーションがはかれます。

もちろん非常に大切なことだとは思うのですが、薬局に来るのは「患者さん」です。つまり体調がすぐれない状態で来ています。

患者さんからしてみたら、必要な薬さえもらえれば問題ないのです。

なので、コミュニケーションのために、長々と話をしていては、患者さんにとってみると良い迷惑です。

また、薬局には患者さんが大量に押し寄せるシーズンがあります。そんな時に患者さん一人ひとりに大量に時間をかけてしまっては、仕事が終わりません。

このようなこともあり、薬剤師が患者さんとコミュニケーションを取るために、長い時間を確保することは現実的には難しいのです。

どれだけ患者さんの事を知れるか

薬剤師の地域密着型とか言いますが、現実的には難しいことです。

患者さんと長くコミュニケーションが取れる薬局は、それだけの時間を確保できるところです。つまり、あまり患者さんが来ない所なのです。それは経営的には厳しくなるでしょう。

なので、現状の薬局が地域密着としてできることと言ったら、患者さんに対し「不快な印象を与えず、簡潔に薬の説明をし、迅速に薬の提供をする」事だと思います。

そんな中で、患者さんが来局されたときに、明るい笑顔を振りまき、更には名前まで憶えられれば最高なのかもしれません。

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